音楽学部受験 そして合格 大学で音楽を学ぶということ

声楽レッスン

奈良県生駒市の浦恩城音楽教室です。ピアノ・リトミック・声楽を教えています。昨年4月にこのホームページのお問い合わせフォームから一人の青年がレッスンを希望してきた。高校を卒業したばかりの彼は音楽大学で声楽を学びたいと受験を希望。コロナ禍に翻弄された彼と出会った私たちの1年間。できることは全部して送り出したつもりだけれど「どうしてるかな?」

大学で音楽を学びたいと思ったら

なるだけ早く意思を固め、まわりのおとなに相談

もし既に何らかの音楽レッスンをしていただいてる先生がいるなら まずはその先生に進学希望を伝え相談する。そうすることで何かいいアドバイスを頂けるかもしれません。
 以前にも書きましたが、あなたがもし高校受験前なら、高校は音楽科をおすすめします。大学進学の情報・資料・経験も豊富なので安心。3年間かけて音楽を大学で学ぶ準備が安心してでき、同じ目的を持つ学友とともに切磋琢磨しあいながら過ごせるはず。

もし既に他の科の高校に進学しているなら、なるだけ早く周りの大人に自分の意思を伝えましょう。
 まずは保護者(親)にはしっかりと伝えます。あなたの進路を気にかけているでしょうし、進学には費用がつきものですからまずは保護者(親)にはしっかりと伝え相談します。次は先生。担任、進路指導、音楽の先生などに相談。いろいろ手助けしてもらいましょう。

大学の情報を集める

  • 学校にある資料の閲覧
  • 大学の公式サイトの閲覧・パンフレットの取り寄せ
  • オープンキャンパスや説明会に行ってみる。
     早い段階でオープンキャンパスに行って実際に大学を見てみるのもとても有意義

受験大学を絞る

  • 学費
     一般の公立大学でも入学金約280000円と授業料600000円弱ですので公立の音楽科はそれに準じていると思われます。私立は学校により差はありますが4年間で平均850万円前後でしょうか。
  • 通学手段
     自宅から通うのが可能か?下宿を選ぶのか?
  • 進学目的
     演奏を磨きたい・教育者になりたいなど、明確な目的のある人は自分の行きたいところなのか?どこへ行くのがベストなのか考える。

受験準備

受験科目の準備

専攻科目はもちろんです。がそれ以外にも公立であれば、共通テスト・楽典・聴音(単旋律と4声体)・視唱・副科ピアノなど。受験校やあなたの専攻科目によって少しレベルや科目が違いますが、とても時間と努力が必要です。科によっては課題や課題曲があるので準備には気を付けましょう。最近では私立の大学では専攻科目以外の試験科目を少なくしているところもあるので、情報をしっかり集め余裕を持って準備してほしい。

大学のオープンキャンパスに行ってみよう

可能であればオープンキャンパスなどを利用して自分の4年間学ぶ大学を見てきてほしい。申し込むとレッスンもしていただけたりするので、ぜひ活用しよう。

1年間私たちと受験勉強をした彼は、きっと今頃キャンパスで青春を謳歌していることでしょう。とても勤勉で好青年。コロナ禍声楽を学ぶきっかけの遅かった彼は、5線を数えて音符を読み💦カデンツの指使いが違う💦と、この1年とても苦労をしましたが、いい声と歌心 そしてガッツがありました。声楽家として成長していく彼を私たちは楽しみにしています。